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韓国語

北朝鮮においては「朝鮮語」に相当する「조선말,조선어(チョソンマル、チョソノ)」という呼称が用いられており、韓国では「韓国語」に相当する「한국어,한국말(ハングゴ、ハングンマル、韓國語)」という呼称が用いられている。ここで「말(マル)」は「言葉」を意味する朝鮮語の固有語であり、「어(オ、語)」は漢字語である。固有語を好む傾向のある北朝鮮では「말」を用いた「조선말」が用いられることが多く、一方の韓国では公式な場面では「어」を用いた「한국어」が通常用いられる。この他に朝鮮民族どうしの表現として「国語」に相当する「국어(クゴ、國語)」や、朝鮮語の固有語で「我々の言葉」を意味する「우리말(ウリマル)」という表現も用いられる。

南北の言語には多少違いがあるが、北朝鮮における「조선말,조선어(朝鮮語)」には大韓民国の言語も含まれ、韓国における「한국어,한국말(韓国語)」にも北朝鮮の言語が含まれる。

中央アジアの朝鮮人の間では「高麗語」(고려말、Корё мар、コリョマル)という呼称が用いられている。但しこの「高麗語」は朝鮮半島の言語とは別の言語とされる場合がある。詳細は当該事項または本記事後述を参照。

日本では伝統的には「朝鮮半島」、「朝鮮民族」等と同様に「朝鮮」の名を冠した「朝鮮語」という呼称が用いられており、学術的な場面や専門家の間でも主に「朝鮮語」と呼ばれる。その一方で、日本語の話者のほとんどが居住する日本においては、大韓民国との交流関係に比べて北朝鮮との交流関係が非常に疎遠であることを反映し、一般的な場面では「韓国語」と呼ばれることが増えつづけている。日本において、そのどちらかの名称を用いることは公平ではないとし、「コリア語」、「高麗語」、「韓国・朝鮮語」、言語名を避け文字名称である「ハングル(語)」を用いた間接的な表現が中立性を保つために用いられることもある。ただし、「ハングル」自体が韓国での朝鮮文字の名称で北朝鮮の朝鮮語では「조선글/조선글자、朝鮮文字」なので中立的でないといわれることもある。

なお、日本においては韓国での言語名を「朝鮮語」ということはあっても北朝鮮の言語を「韓国語」ということは極めて稀である。言語の呼称問題は様々な理由で混沌としている(詳細は言語や自然言語を参照)。

一方、中華人民共和国は、1949年の建国から社会主義陣営に所属しており、当初から北朝鮮を朝鮮半島全体の唯一の正統政府としていた立場から、朝鮮民族の国家、民族や言語、文化に冠する呼称に「朝鮮」を使用、簡体字で「朝鲜语」という呼称が使用されてきた。しかし1992年に韓国と中国が国交を樹立してからは、韓国との直接交流が進展、韓国資本の裏付けにより、韓国式の語彙や文字配列をそのまま移植した語学テキストや辞典類が「韩国语」の名称を冠して発行されるようになった。その結果「韩国语」という呼称は、新たに、中国の延辺朝鮮語とも、北朝鮮の朝鮮語とも異なる特徴をもつ、韓国のことばに対する呼称として、「朝鲜语」という呼称とともに併用されるようになってきている。

多くのヨーロッパ言語では高麗に由来するKorean(英語)等の名称を用いており、中立性の問題は提起されていない。

上記のように、漢字文化圏言語は朝鮮語または韓国語、その他は高麗から由来した名称を用いているが、唯一モンゴル語では「ソロンゴス」(Солонгос)という名称を用いている。この名称の由来については様々な異説がある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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2009年05月07日 17:10に投稿されたエントリーのページです。

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